マーベル、出演俳優の突然の死に悲痛
フランス人俳優ギャスパー・ウリエルさんが現地時間19日、スキー事故で急逝したことを受け、マーベルが E! News などに声明を発表した。ギャスパーさんは3月30日よりディズニープラスで配信開始となるマーベル・スタジオのドラマ「ムーンナイト」でミッドナイトマン役を務めていた。
【画像】美しすぎた…『ハンニバル・ライジング』でのギャスパーさん
マーベルは「われわれの友人で同僚でもあるギャスパー・ウリエルの悲劇的な死を知り、われわれは深く悲しんでいます。今、われわれの心は、彼のご家族と友人たちと共にあります」と悲痛なコメントを寄せた。
『たかが世界の終わり』の主演にギャスパーさんを起用したグザヴィエ・ドラン監督は「この言葉を書こうと思うことさえ、非現実的で、信じられず、とてもつらいことです。あなたの控えめな笑い、あなたの何も見逃さないような目、あなたの傷跡、あなたの才能、耳を傾け、ささやく、あなたの優しさ。あなたの人柄の全てが、輝かんばかりの優しさから生まれていたのです。わたしの人生を変えたのはあなた、わたしが深く愛し、これからも愛し続けるあなたという存在なのです。これ以上は何も言えません。あなたの旅立ちに、ボロボロになり、ぼう然としています」とInstagramに切々とつづった。
ギャスパーさんが若きレクター博士を演じた『ハンニバル・ライジング』のメガホンを取ったピーター・ウェーバー監督は「ギャスパー・ウリエルがこんなにも若くしてスキー事故で亡くなったと知り、ショックと悲しみを感じています。『ハンニバル・ライジング』で彼と仕事をした日々は素晴らしい思い出です。親愛なる友よ、安らかに」とツイート。映画界に深い悲しみが広がっている。
ギャスパーさんは18日、フランス南東部でスキー中、他のコースにいる友人たちと合流しようとしたのか、左折した際に他のスキーヤーと衝突。二人は地面に倒れ、ぶつかったスキーヤーは無傷だったものの、ギャスパーさんは意識不明の状態だったとされている。ギャスパーさんはヘリコプターで病院に搬送されたが、19日に死亡が確認された。37歳だった。恋人でフランス人モデルのガエル・ピエトリとの間には6歳の息子がいる。(朝倉健人)