「六本木クラス」主演は竹内涼真!「梨泰院クラス」日本版リメイク、7月に放送決定
日本でも大ヒットを記録した韓国ドラマ「梨泰院クラス」を連続ドラマとしてリメイクする「六本木クラス」の主演を竹内涼真が務めることが発表された。テレビ朝日の木曜ドラマ枠(毎週木曜よる9時~9時54分)にて7月期に放送される。
リメイク元の主人公は?「梨泰院クラス」パク・ソジュン演じるパク・セロイ【12枚】
人気ウェブ漫画を実写化した韓国ドラマ「梨泰院クラス」は、2020年1月から3月にかけて韓国で放送され、同年3月よりNetflixで配信されると日本でも大ブームを巻き起こした。絶望の淵に立たされた青年が復讐を誓って、金と権力を振りかざす巨大企業に屈することなく仲間と共に立ち向かっていく姿を描く。
「六本木クラス」は日韓共同プロジェクトとして、日本でのドラマ化が実現。「梨泰院クラス」の原作漫画を日本の設定に置き換えて翻案したコミック「六本木クラス~信念を貫いた一発逆転物語~」をもとに、東京・六本木を舞台にしたストーリーが繰り広げられる。連続ドラマとしては異例となる六本木での大規模撮影も行われるという。
日本版で竹内が演じるのは、六本木の居酒屋「二代目みやべ」店長で、父子家庭で育った宮部新。人間関係に不器用で不愛想だが、真っすぐな性格の持ち主。そんな新は、日本最大の巨大外食産業「長屋ホールディングス」の跡取り息子が引き起こしたある事件により、絶望の淵に立たされる。その復讐として、この跡取り息子に罪を償わせること、そして息子のために強大な権力を駆使して事件を揉み消した長屋ホールディングス会長に土下座して罪を償わせることが人生の目標となる。新は父から教えられた「信念を持って生きること」を胸に、絶対権力者に立ち向かっていく。
最近もドラマ「テセウスの船」「君と世界が終わる日に」などの話題作で主演を務めた竹内。「六本木クラス」の主演が決まった際には「『梨泰院クラス』が話題になっていたのはもちろん知っていましたし、僕も見ていて本当に素晴らしいドラマだと思っていたので、お話をいただいた時はびっくりしました」と語り、「舞台を東京に変えてリメイクできることはすごいことですし、僕を選んでいただけたことも光栄ですので、全力で頑張りたいです」と意欲をにじませる。
役を作る要素として髪型も一新したという。「梨泰院クラス」の主人公であるパク・セロイ(パク・ソジュン)のトレードマークになっていた髪型と同じにする案も出たというが、スタッフと相談を重ねて「僕の中の『宮部新』のイメージやスタッフのみなさんが持たれているイメージのいいところをすり合わせていったら、この髪型に至りました」と明かす。ジャパン・オリジナル作品としての宮部新を竹内がどう作り上げ、体現していくのか、期待が高まる。
あわせて、原作者のチョ・グァンジンからの直筆日本語メッセージも公開された。(編集部・大内啓輔)
竹内涼真(宮部新 役)コメント
「梨泰院クラス」は日本ですごい話題になっていたのはもちろん知っていましたし、僕も見ていて本当に素晴らしいドラマだと思っていたので、今回「六本木クラス」のお話をいただいた時はびっくりしました。そういった作品の舞台を東京に変えてリメイクできることはすごいことですし、僕を選んでいただけたことも光栄ですので、全力で頑張りたいなと思いました。
僕が演じさせていただく宮部新という役は、原作漫画や台本を読んだり、スタッフのみなさんとたくさんコミュニケーションをとって、クランクインまでひとつひとつ整理しながら今まさに丁寧に作り上げている途中なのですが、とても素敵なキャラクターだと思いますし、無骨な感情を爆発させる面も持ちながら、ユニークでもあり、甘えん坊だなという印象も受けます。新の魅力を上げたらきりがないほどあるのですが、今は「新」像を作っていく過程がすごく楽しいです。
その一つとして、ヘアスタイルについてはスタッフのみなさんといろいろ相談しました。原作漫画や「梨泰院クラス」でのパク・ソジュンさんがとても印象的な髪型をされていてトレードマークになっていましたが、今回全く同じ髪型にする案もあり、切っている途中で一度はその髪型にしたり、また坊主という案も出たり、さまざまな案が出ました。そんな中で、僕の中の宮部新のイメージやスタッフさんが持たれるイメージのいいところをすり合わせていったら、この髪型に至りました。髪型が全てではないのですが、人物像を作るひとつのアイテムとして、自分や監督、スタッフのみなさんたちが腑に落ちて、一本筋が通った共通の認識が大事だと思うので、この髪型でその一つにたどり着いたかなと思います。
他にも役づくりするためにすべきことはたくさんあるのですが、一番大事にしたいのは、共演するキャストのみなさんやスタッフのみなさんとの人間関係です。どれだけ作り込んでいってもいい関係が築けなかったら作品として成り立たないので。素晴らしい原作があり、その土台がある中で、現場に入ってどれだけ濃密ないい人間関係を築いて、作品を作り上げられるかということが1番の勝負だなと思います。今はとにかく楽しみです! しかも六本木で撮影するんですから! これまでのドラマでは見られなかったような光景もたくさん出てくると思いますし、すごく素敵な画になるんだろうなと期待しています。
7月の放送までキャストのみなさん、スタッフのみなさんと、いい作品をお届けできるようにこれから撮影を頑張りますので、ぜひ楽しみに待っていてください。
チョ・グァンジン(原作者)コメント
こんにちは、原作者のグァンジンと申します。今回、日本でドラマが作られることができて、とても嬉しく、楽しみにしております。本当にありがとうございます。スタッフの方々全員が無事に完成できることを心より願っております。2022年「六本木クラス」ファイト!!
大江達樹(テレビ朝日プロデューサー)コメント
2年前、超人気原作「梨泰院クラス」の日本版リメイクのパートナーにテレビ朝日を選んでいただき、我々制作スタッフはこの最高に面白いストーリーを、六本木を舞台にしたジャパン・オリジナルとして映像化できる喜びとともに、身の引き締まる思いでした。
そして、原作漫画の日本版「六本木クラス」の実写版の主人公として、信念と気合いの男・宮部新を演じられるのは竹内涼真さんしかいない、という確信を持ってオファーしました。竹内涼真さん自身が体育会系で信念と気合いの男ですので、髪型もいがぐり頭にカットして、衣装合わせに現れた時にはまさに“宮部新”の生き写しだな、と胸が熱くなりました。「梨泰院クラス」を見たことがある方にもない方にも、座長である竹内涼真さんを中心にキャスト・スタッフ一丸となって信念と気合いで、熱い人間ドラマをお届けしたいと思っております。