橋本愛、新ドラマ「家庭教師のトラコ」で遊川和彦と再タッグ!地上波民放連ドラ初主演
日本テレビ系にて7月期に放送される新ドラマ「家庭教師のトラコ」(水曜ドラマ)で橋本愛が主演を務めることが発表された。橋本にとって地上波民放連続ドラマ初主演となり、脚本家の遊川和彦との再びのタッグ作となる。
これまで遊川が脚本を担当したドラマ「同期のサクラ」「35歳の少女」に出演してきた橋本。今作では、合格率100%という謎多き伝説の家庭教師・トラコを演じる。3つの家族の生徒にあわせて風貌を変えて登場する彼女は、無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた経験の持ち主。大いなる野望があり、街の権力者たちの子息の家庭教師をしてはコネを作り、お金を貯めていく。授業の日は生徒の家に一泊し、週一で幼なじみである福多のマンションに戻ると、スウェットに着替えあらゆるジャンルの本を読み漁る。生徒には対等だが、その母親には娘が反抗するように異常に厳しい。
そんなトラコが担当する家庭には、それぞれ30代・40代・50代の3人の母親がおり、生活レベルは異なるものの、自分の子どもを志望校に合格させたいという願いは同じ。子どもたちも親には言えない「深刻な問題」を抱えているが、トラコは説教もせず、世の中にある現実を見せるだけ。子どもたちはいつしか「正しいお金の使い方」を知ることになる。そして親たちも成長していく子どもを前に、新しい家族のあり方を模索するようになっていく。
演じるにあたり、橋本は「今回のお話で面白いと思ったのは、トラコが実は、『家庭の教師』であるというところです。ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います」とコメント。脚本を務める遊川は「彼女の演じる『家庭教師のトラコ』は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます」と期待を寄せる。遊川が脚本を手掛けた「家政婦のミタ」などに携わってきた大平太プロデューサーも「今は一日も早く、愛さんが演じるトラコの魅力を視聴者の方に届けたいです」と意気込みを語っている。(編集部・大内啓輔)
主演・橋本愛(根津寅子役)コメント
Q:今回の作品に出演が決まった時の印象は?
遊川さん、大平さんの作品に参加させていただくのは、「同期のサクラ」「35歳の少女」とあわせて3回目になるので、気兼ねなく、いろんな意見を交わせるような安心感があります。作品もオリジナルで、既存の「家庭教師」というイメージからは想像できないような人物像で、多角的に色んなことが描かれていきます。トラコ自身も成長しつつ、触れ合う人たちの心や環境が変わっていくというストーリーは、誰かにとっての小さな希望になるかもしれないと思ったので、この作品で力を尽くしたいなと思いました。
Q:主演については?
今まで、主演の方の大変さを目の当たりにしてきたので、体力勝負への身構えこそありますが、それも楽しみたいなと思います。いつもは結末からの逆算でお芝居を組み立てることが多いのですが、今回は大まかな見通しはありつつも、細かいところで何が起きるかがまだわからない状況なので、自分自身、今までになく地に足がついていない感覚で、真っ白な空間に飛び込むような、そんなチャレンジ的な部分があります。
Q:今回のトラコの役どころについては?
私自身、家庭教師の方とお会いしたことがないのですが、今回のお話で面白いと思ったのは、トラコが実は、「家庭の教師」であるというところです。ただ単に勉強を教えるだけではなくて、家庭そのものにアプローチしていく姿がすごく面白いなと思います。
Q:「正しいお金の使い方」とは?
トラコ自身は、お金そのものは、ただの物であり、中立なものとして捉えているのではないかと思います。正しい使い方かどうかは、使う人側の問題。どういう人の心をもって、どういう使い方をすれば、幸せなお金の使い方が身につくのか? トラコの独自の教えによって子どもたちは、いつのまにかその正しい使い方を知ることになるんです。
Q:視聴者へメッセージをお願いします
トラコは、3つの家庭の生徒に合わせて風貌は変わりますが、根っこの部分は変わりません。プライベートな部分は序盤、謎に包まれたまま進んでいくと思いますので、視聴者のみなさまには、いろんなキャラクターに変身するトラコ自身の本心、本性の部分を、想像しながら見て頂きたいなと思います。トラコが、それぞれの家庭、生徒に対して、どのように向き合っていくのか? 見ている方にとって、トラコが、「こんな人がいたらいいな」って思ってもらえるように頑張りたいと思います。
遊川和彦(脚本)コメント
女優、橋本愛は今ぼく達の想像以上のスピードで成長している気がしてなりません。そんな彼女の演じる「家庭教師のトラコ」は、まるで真夏の太陽のような強烈さと、草原を吹きぬける風のような爽やかさと、真夜中の海のような底知れぬ謎を秘めて現れます。そして最後には、このドラマを見てくださった人誰もが、トラコにまた会いたくて、そばにいたくて、離れたくなくて、空を見上げ「トラコー!」と叫ばずにはいられなくなる、そんな物語になればと思っています。
大平太(プロデューサー)コメント
2年前、ある撮影現場で橋本愛さんの演技を見たときに、「いつかこの女優を主演にしたドラマを創りたい」と遊川さんと話しました。まさかこんなに早くそれが実現するとは思いませんでした。今は一日も早く、愛さんが演じるトラコの魅力を視聴者の方に届けたいです。