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磯村勇斗、初主演映画『ビリーバーズ』公開に感無量「過激で挑戦的な作品で主演を飾れた」

磯村勇斗
磯村勇斗

 俳優の磯村勇斗が9日、テアトル新宿で行われた映画『ビリーバーズ』の公開記念舞台あいさつに北村優衣宇野祥平城定秀夫監督とともに来場。自身が「大切な作品」と語る本作について「初主演作が『ビリーバーズ』で良かった」としみじみ語った。

映画『ビリーバーズ』予告編

 漫画家・山本直樹による同名コミックを原作に、宗教的な団体に所属する男女が、修行のために無人島で暮らすうちに、次第に本能と欲望をむき出しにしていく様が描き出される本作。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属し、互いを「オペレーター」「副議長」「議長」と呼ぶ3人の男女が、精神修行のため共同生活を送る孤島で、徐々に本能と欲望を暴き出しにしていく姿が描かれる。

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 初主演映画の初日を迎え、磯村は「ちょうど1年前の7月に撮影して、それがようやく形になって。公開できるということがうれしいですし、映画はお客さんがいて、ようやくパズルが揃うと思いますんで、あとはすべて皆さんにゆだねたいと思います」と晴れやかに語る。さらに「初主演映画が『ビリーバーズ』で良かったなというとこは確実にありますね」と続けると「大切な作品になりました。こういった過激で、挑戦的な作品で主演を飾れるということで。僕は普遍的なものよりは、そっちを好んでしまうので。本当に『ビリーバーズ』で良かった」とかみ締めるように語った。

 さらに、磯村は「いろいろと原点に戻る時には、この現場を思い出したり、宇野さんの顔を思い出したりして、また頑張ろうと思うのかなと思います」と誇らしげに語る。それに対して、宇野は「それ(原点に戻るのを)邪魔してない?」と心配した様子を見せつつも、磯村は「大丈夫です」と笑顔。6月6日に行われた完成披露試写会の場において、宇野が「不思議な親近感がある。昔から知っているような」、磯村も「生き別れた兄弟かなと思う瞬間も。もしかしてどこかでつながっているのかも」と語り合うほどに、意気投合したという二人。この日もそんな二人ならではの和気あいあいとしたトークに、会場は大いに盛り上がった。

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 劇中で、磯村とともに無人島生活を送ることになる宇野と北村について「二人がいなければ成立しなかった」と語る磯村。「本当に楽でしたし、こんなにも3人の相性がいいということもないと思うので、家族のような感覚でいますね」と二人に全幅の信頼を寄せている様子。城定監督も「磯村さんがかなりムードメーカーだなと。陰で現場の空気を作ってくれていました」と磯村の功績をたたえていた。

 そんな磯村の優しさポイントについて質問された北村は「気遣いを気遣いと思わせない。磯村さんの人間性が現場で現れていたのかな。大変なシーンが多かったですけど、たくさんケアをしてもらって。支えられたなと思います」としみじみ振り返る。

 続いて宇野が「あまり褒めるのもどうかと思うけど、やはり本人が魅力的だから。その時は気遣いだと感じなくても、終わったあとから、あれは気遣いだったんだなと気付くこともある。コーヒーを買ってくれたのはなんでだろうとか」と振り返ると、磯村が「そろそろ飲みたいタイミングなのかなと思ったんです」と返答。そんな二人の姿に北村も「こうやっていつもイチャイチャしているんですよ」と笑ってみせた。(取材・文:壬生智裕)

映画『ビリーバーズ』はテアトル新宿ほかにて全国公開中

映画『ビリーバーズ』予告編 » 動画の詳細
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