豊嶋花「どうする家康」で10年ぶり大河 有村架純演じる家康の正室・瀬名の侍女役
松本潤主演による2023年の大河ドラマ「どうする家康」の新キャストが14日に発表され、ドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」「教祖のムスメ」などの豊嶋花が徳川家康の正室・瀬名の侍女役で10年ぶりに大河出演を果たすことが明らかになった。豊嶋にとって大河は2013年の第52作「八重の桜」以来、2作目となる。
62作目の大河ドラマとなる本作は、脚本を、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」シリーズなどで知られる古沢良太が担当し、新たな視点で歴史上の人物・徳川家康(松本潤)の生涯を描く物語。演出統括を、NHKで大河「八重の桜」のほか「精霊の守り人II 悲しき破壊神」(2017)、「ストレンジャー~上海の芥川龍之介~」(2019※単発ドラマ)などを手掛けてきた加藤拓が務める。
豊嶋は、名門関口家の侍女として瀬名(有村架純)の世話をするたねにふんする。たねは、元康(のちの家康)が織田方に転じたことで、瀬名とともに捕らわれの身に。武家の娘らしく、信念を持ち義理堅く、苦しいなかでも瀬名やその子たちを献身的に支え続ける。心細い瀬名にとっては、頼りになる家族のひとり。
「八重の桜」に出演した際は6歳だった豊嶋。「山本みね(幼少期)役を演じた時はまだ6歳だったので、うっすら記憶に残っています。大河ドラマに初めて出演するということで、身内みんなが大騒ぎで喜んでくれました。母親役の長谷川京子さんに叱られるシーンで涙を出せなかったのですが、気持ちはしっかり伝わってくると監督に褒められたのが嬉しかったことを覚えています」と初めての大河ドラマの経験を述懐。
役柄上かかわりの深い瀬名役の有村について「有村架純さんは役者としても女性としても尊敬している方なので、共演することができてとても嬉しいです。他にも一緒にお仕事をさせていただきたかった俳優さん方がたくさんいらっしゃるので、みなさんのお芝居を近くでみて学べることがすごく楽しみです」と共演に期待を寄せている。
脚本の古沢とは縁があり、「人生で初めてきちんとお芝居をしたのは、5才の時に出演した古沢良太さん脚本の映画『外事警察 その男に騙されるな』でした。あの頃は難しかったストーリーも今ならよく分かると思うので、久しぶりに見返したいです!」と話している。
豊嶋のコメント全文は下記の通り。(編集部・石井百合子)
豊嶋花(たね役)
Q.演じる人物(たね)の印象はいかがですか? 『どうする家康』出演への意気込みも含めてお願いいたします。
たねは、侍女として名門関口家に仕えているものの、自分の芯をしっかり持った強い少女だと思います。瀬名の側近であるたねは、どんな人だったのか自分の中で想像力を膨らませて、精一杯演じたいです。
Q.前回の大河ドラマ初出演の際、記憶に残っていることはありますか?その理由やエピソードもあわせて教えてください。
「八重の桜」で山本みね(幼少期)役を演じた時はまだ6歳だったので、うっすら記憶に残っています。大河ドラマに初めて出演するということで、身内みんなが大騒ぎで喜んでくれました。母親役の長谷川京子さんに叱られるシーンで涙を出せなかったのですが、気持ちはしっかり伝わってくると監督に褒められたのが嬉しかったことを覚えています。
Q.古沢良太さんの作品をご覧になったことはありますでしょうか。好きな作品があれば、理由とともに教えてください。また『どうする家康』に関して楽しみにしていることがあればお願いいたします。
人生で初めてきちんとお芝居をしたのは、5才の時に出演した古沢良太さん脚本の映画「外事警察 その男に騙されるな」でした。あの頃は難しかったストーリーも今ならよく分かると思うので、久しぶりに見返したいです! 映画『ALWAYS 三丁目の夕日』も大好きな映画です。私の知らない昭和の古き良き日本の日常がユーモアたっぷりで感動的に描かれていて、とても幸せな気持ちになりました。
Q. 役柄上かかわりの深い瀬名役の有村架純さんなど、共演を楽しみにされている方がいれば、その理由やメッセージをお願いします。
有村架純さんは役者としても女性としても尊敬している方なので、共演することができてとても嬉しいです。他にも一緒にお仕事をさせていただきたかった俳優さん方がたくさんいらっしゃるので、みなさんのお芝居を近くでみて学べることがすごく楽しみです。