『ワイスピ10』はファミリーの終わりの始まり…監督が予告「かつてないほど負傷者が出る」
映画『ワイルド・スピード』シリーズ第10弾『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は、主人公ドミニク(ヴィン・ディーゼル)率いるファミリーの終わりの始まりが描かれると、メガホンを取ったルイ・ルテリエ監督が英Empire誌に明かした。
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20年以上続く『ワイルド・スピード』シリーズは、次回作の第11弾で完結を迎えると言われており、『ファイヤーブースト』では「戦争が起こっている」とルテリエ監督は告白する。「(シリーズは)終わりへと向かっており、今回は完結へのレースです。かつてないほど負傷者が出ることになるでしょう」
シリーズでは、かつて悪役だったキャラクターが後にヒーローとなるケースもある。ルテリエ監督によると、本作では最終局面に向けて敵&味方のメンバー編成が劇的に変化するという。「人々はどちらの側につくか選択する必要があります。同盟が結ばれることになるでしょう。善だった人が悪人になったり、その逆もあります」
レテリエ監督は、ジェイソン・ステイサム主演の『トランスポーター』シリーズを手がけるなど、カーアクションにも定評がある。「ほかのどの監督よりも現実的です」と語ると、「特殊効果で強調するリアルなスタントを選択しました。ロサンゼルス、ロンドン、リオデジャネイロ、ポルトガルで撮影して、ローマではハマーを吹っ飛ばしました。最高の映像になっていると思います。ドミニク・トレットが車の中にいる限り、彼に不可能なことはありません」リアルな撮影にこだわったと振り返っている。
『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』は5月19日全国公開。初の予告編は、現地時間10日に全世界公開される。(編集部・倉本拓弥)