『シャザム!』続編、『ワイスピ』いじりはアドリブ?脚本通り?
DC映画『シャザム!~神々の怒り~』(公開中)主演のザカリー・リーヴァイがリモートインタビューに応じ、劇中でシャザムが放つ『ワイルド・スピード』ネタについて語った。
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本作は、神々のパワーを授かったことで「見た目はオトナ、中身はコドモ」のスーパーヒーロー・シャザムに変身する少年ビリー(アッシャー・エンジェル)の活躍を描いた『シャザム!』( 2019)の続編。スーパーパワーを好き勝手に使うシャザムが神々を怒らせてしまい、“神の娘たち”が地球へと襲来する。
『シャザム!』では、DC関連のジョークはもちろん、配給のワーナー・ブラザースや他社作品をネタにしたメタ発言が数多く盛り込まれている。その一つが、予告編にも登場する『ワイルド・スピード』いじりだ。本作のヴィラン・へスペラ役のヘレン・ミレンは、『ワイルド・スピード』シリーズでクイーニー・ショウを演じており、シャザムはへスペラを前にして「『ワイスピ』は全部見てるぜ」と発言してしまう。
ジョークの中には完全なアドリブも含まれているそうだが、ザカリーは「『ワイスピ』ネタは脚本にあったんです」と説明。「メインライターのヘンリー・ゲイデンと、才能ある他の脚本家たちが面白いネタをたくさん出してくれて、そのひとつが『ワイスピ』でした。デヴィッド(・F・サンドバーグ監督)はかなりアドリブをさせてくれるので、結構自分でも(メタな)ネタは出したのですが、『ワイスピ』は100%脚本通り。本当に腕のいい脚本家が揃っているんです」と自信をのぞかせた。
続編では、シャザムたちのスーツもアップグレードされている。「今回のスーツはもう少し大人っぽくて、プロポーションも実際の僕の体に近いものになっています」と語るザカリーは、「色彩も少しダークで、使われている金属も少し使用感が感じられる、ワンダーウーマンのようなブロンズっぽい色をしています。スーツとしては最高でしたね」と笑顔で語った。
タイトなスーツであることから、「お手洗いに行くのは一苦労なんです(笑)」とザカリー。自らの意見も反映されているといい、「僕からはデザイン的にどう見えるかというよりも、着た時のフィット感に関して『肩のあたりをもうちょっとこういう感じで』といった意見を出していました」と振り返っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)