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『シン・仮面ライダー』ポスターに描かれたのはどのライダー?庵野秀明監督、ファンの質問に回答&解説

イベントに登壇した庵野秀明監督&市川実日子
イベントに登壇した庵野秀明監督&市川実日子 - (C) 石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

 映画『シン・仮面ライダー』(公開中)の脚本・監督を務めた庵野秀明が29日、新宿バルト9で行われた特別解説付き上映イベントに女優の市川実日子と登壇し、事前に募集していたファンからの質問に回答しながら作品について語った。

【動画】映画『シン・仮面ライダー』追告映像

 石ノ森章太郎原作の特撮ドラマ「仮面ライダー」をベースにした『シン・仮面ライダー』は、秘密結社SHOCKERの手によって高い殺傷能力を持つオーグメントと化した主人公・本郷猛/仮面ライダー(池松壮亮)の戦いを描いた作品。イベントに登壇した市川は、緑川イチローの母役として同作に出演している。

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 市川が庵野監督に質問する形で進行した同イベント。一問目は、緑川ルリ子(浜辺美波)に関する「(ルリ子が劇中で話す)『ところがぎっちょん』って何ですか?」という内容で、庵野監督は「昭和の時代のギャグなんですが、設定としてルリ子はお父さんとイチローとしか会話していないので、お父さんが言っているのを真似しているんです。あと、浜辺さんがこのセリフをいったら可愛いかなと」と解説した。

 続いて、『シン・仮面ライダー』のポスターにまつわる質問も飛び出す。「さまざまなポスターがあるなかで仮面ライダーのマスクがアップになっているポスターが好きです。あれはどの仮面ライダーなのですか?」という質問を投げかけられた庵野監督は、「大量発生型相変異バッタオーグです」と回答する。

 「マスクのアップにしようと思ったのは石ノ森先生の描かれている『仮面のアップ』の絵が印象的だったので、それを引き継ごうと。あれはCGで作っているのですが、最初にイメージを送る際に大量発生型相変異バッタオーグのマスクしかスタジオになかったので、それを写真に撮って送ったら、CGスタッフがそのデータで作っていたんです」と補足した庵野監督。市川が「でもそれは庵野さん的に面白いと思ったということですか?」と続けると、「面白いと思ったのと、逆光にすればいいかと(笑)。でも目ののぞき穴の部分だけ本郷(池松)のCGデータがあったのでそれを入れ込みました」と明かした。

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庵野監督がファンからの質問に回答! - (C) 石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

 他にも、「変身して仮面ライダーになると顔や腕が変化しますが、なぜ首はそのままなのですか?」「『シン・ゴジラ』や『シン・ウルトラマン』では明朝体のテロップがありましたが今回無かったのはなぜですか?」など全十問の質問を回答・解説した庵野監督。イベント内では、庵野監督がセレクトした未公開シーン映像などがサプライズで上映された(映像の一部は、今後WEBで視聴できるように映画公式が準備中)。

 市川は「すごいこんな暖かい拍手をいただけて、出る前は2人だけだし、聞き手役もやったことなかったので、すごい緊張していたのですが、暖かい気持ちで私自身も楽しんで一緒に時間を過ごすことができました。ありがとうございました!」とイベントの最後にあいさつ。庵野監督も「こういうイベントは『式日』以来であんまりやっていないのですが、この作品をすごく好きでいてくださる人のおかげで、このような機会を作ることが出来ました。感謝の気持ちを、今日のような話で少しでも返せればと思っています。また機会があればよろしくお願いします。本日はどうもありがとうございました」と締めくくった。(編集部・倉本拓弥)

映画『シン・仮面ライダー』追告映像 » 動画の詳細
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