広瀬すず、もうすぐ25歳 今後の抱負は?
広瀬すずが10日、都内で行われた映画『水は海に向かって流れる』の公開記念舞台あいさつに登壇。6月19日の誕生日で25歳になる広瀬は、大人になっての変化や、今後の目標を語ったほか、10代の共演者に20代の目線からアドバイスを送った。この日は、共演の大西利空、戸塚純貴、當真あみ、前田哲監督も来場した。
25歳を祝う特製バースデーケーキを贈られた広瀬は「うれしい。ありがとうございます」と感激。本作でOL役に挑戦した広瀬は「働く女性(役)は少ない方なので、この年齢になったからこそ演じられる役どころをやってみたいです。今までにない経験なので楽しみにしています」と目を輝かせる。
また、生活の中で大人への変化を感じているそうで、「今まではお腹いっぱいが苦しかったんですけど、腹八分目という言葉がある意味がわかるようになったり、朝活と言うんですかね。今までは(朝はもっと)寝たかったんですけど、マネージャーさんと走ることが気持ちいいと思ったり、どんどん健康志向になっています」と打ち明けた。
大西と當真に向けて「10代のうちにやっておいた方がいいこと」を求められると、広瀬は10代の頃に恋愛や友情を描いた作品で共演した同世代の役者を「仲間」と表現し、「今も仲が良くて、飾らずにいれた自分を全部知ってくれて、お仕事も理解してくれて、何でも話せて、助けられている瞬間がたくさんあります」と関係性を明かす。そして、「大人になって(再び)共演した時に、自分をわかってくれている人が現場に一人でもいることが救いになることがたくさんあるので、仲良くしてください」とアドバイスを送った。
一方の戸塚は「恋じゃないですか。10代の時に恋愛をあまりしなかったんですよ。今になって学校での恋愛がすっごい羨ましい」と実感を込めて勧めた。
本作は、田島列島のコミックを原作に、『そして、バトンは渡された』などの前田監督が映画化したヒューマンドラマ。高校生の直達(大西)は、笑顔を見せることのない26歳の女性会社員・榊千紗(広瀬)や、男脱サラしたマンガ家の叔父、女装した占い師、海外を放浪する大学教授らと共同生活をすることになる。そんな中、直達は榊に好意を抱くようになるが、榊から「恋愛はしない」と宣言されてしまう……。
広瀬は「大きな激しいことはないけど、ゆったりとした時間の中で複雑な人間ドラマがあります」と説明し、「本当に素敵な映画です。多くの方に届いたらいいなと思います」と呼びかけた。(錦怜那)