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福士蒼汰、デビュー当時から目指した海外進出 実現のカギは継続「続けること以外に道はない」

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 デビューから12年、今年30歳になった俳優の福士蒼汰が、大型国際連続ドラマのHuluオリジナル「THE HEAD」Season2(6月17日独占配信スタート)にメインキャストとして出演し、海外ドラマ初出演を果たした。中学生時代から独学で英語を勉強している福士が、英語漬けだった撮影の日々を振り返りながら、海外での仕事で得たことを語った。

【動画】福士蒼汰、初の海外ドラマで得たものとは?

念願の海外進出、山下智久からもエール

 2020年にSeason1が世界で放送・配信され、日本ではHulu独占配信中の「THE HEAD」は、世界90の国と地域で放送&配信された極限の心理サバイバル・スリラー。その続編となるSeason2は、舞台を南極の科学研究基地から太平洋を航海する巨大貨物船へと移し、乗組員や研究員の心理戦を描き出す。福士は、優秀なコンピューターエンジニアのユウト・ナカムラ役で出演している。

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 「20代で海外作品に挑戦したい」という夢を叶えた福士は、嬉しさと共に気合いが込み上げてきたという。「今までも英語でアクティングレッスンを受けていましたが、実際にたくさんの台本を手に取り、セリフを英語で覚えて、お芝居をしなければいけない。作品として世界配信されると思うと、いつも以上にギアを上げて挑みました」

 Season1では、日本から山下智久がメインキャラクター・アキ役として出演していた。山下とは以前から連絡を取り合っていたそうで、出演が決定した時もエールを受け取っていた。「Season2への出演が決まった時は、山下さんから『すごくあたたかい現場だったし、プロデューサーも監督もすごくいい方々だから、緊張しないで。福士くんならできるよ』とアドバイスをいただきました」

海外ならではの撮影体験

「THE HEAD」での福士蒼汰 - (C) Hulu Japan

 福士が演じるユウトは、日本で生まれ育ち、インターナショナルスクールに通っていたことで英語が堪能なキャラクターだ。「母語は日本語なので、独り言や感情的になった瞬間は日本語になるのではと自分でも考えていましたし、監督からもそういった提案がありました」と劇中では日本語も飛び出すという。

 共演シーンが多かった主人公アーサー役のジョン・リンチは、セリフの順番を即興で変えるなど、福士も英語での対応が求められた。「絶対に(セリフが)返ってくるので、ジョンのセリフも覚えて、特に力を入れて準備をしていました。その成果もあって、二人のシーンはより生き生きとした仕上がりになっていると思います」

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 海外作品ならではの撮影方法も印象的だったという。「撮影チームがA班・B班と分かれていて、A班がメイン、B班は台本にはないショットを撮る体制でした。紙一枚の台本をもとに撮影をして、作品に残ったものもあれば、全く使われなかったシーンもあります。日本では台本以上のシーンを撮ることはあまりないので、すごく新鮮でした」

 ユウトのデスクには、日本の特撮ヒーローらしきフィギュアが置いてあったり、日本語で「キター」と反応する瞬間があるなど、劇中では福士の代表作「仮面ライダーフォーゼ」をオマージュしたかのような演出やセリフも登場する。「ヒーローらしきフィギュアは、現地のスタッフが用意してくれていました。『キター』はネット用語でもありますし、自分も当時よく言っていた言葉なので、ダブルミーニング的な意味合いで気づいてくれる人がいるかなと、少し遊び心みたいな気持ちはありました(笑)」

毎日1時間~2時間、今も続ける英語学習

多忙でも英語学習は欠かさず行う! - 撮影:高野広美

 中学生時代に先生から「発音が上手い」と褒められたことをきっかけに、英語学習にのめり込んでいった福士。高校生で芸能界に入り、「仮面ライダーフォーゼ」に主演していた頃から、海外進出を目標として掲げていた。「英語でコミュニケーションを取りたいという漠然としたものから具体化されていき、役者として海外で仕事がしたいという意識になりました」

 独学で英語力を身につけた福士は、海外進出を果たした現在も、隙間時間を見つけては英語学習を継続している。「平均1時間から2時間くらいは勉強しています。今は海外ドラマを観て、わからない部分は一時停止して意味を調べたりしています」

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 海外キャストと英語で会話することで、コミュニケーションを取る時の緊張感がなくなったという。「最初は英語をどれだけ勉強しても、その内容を100%アウトプットすることができませんでした。しかし、キャストと交流するうちに、緊張がほぐれてきて、自分が勉強してきたものを出せるようになっていきました。能力が上がるというより、能力を使えるようになっている感覚です」

課題は山積みも充実感

 念願の海外デビューを果たした福士は、「これからも挑戦して、海外ドラマや映画に出演する機会が増えればいいなと思います」とさらなる海外作品への出演に前向きだ。
 体づくりや英語での演技など課題は山積みだが、福士は「今やっていることはどれも楽しいです」と充実感をにじませる。「再びチャンスが巡ってきた時に掴める自分になれると信じて、これからも継続していきたいです」

 今年5月に30歳の誕生日を迎えた福士。30代になっても継続する気持ちは忘れない。「20代で『これはやった方がいい』と気づけたものを、30代でも続けていきたい。続けること以外に成功の道はないと思うので、30代は継続がより一層大事になるかなと思います」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

Huluオリジナル「THE HEAD」Season2(全6話)は6月17日独占配信スタート

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