トム・クルーズは子供の頃からスタント好きだった
トム・クルーズは、自身が主演を務める人気シリーズ第7弾『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(7月21日公開)で、自身のキャリアの中で最も危険なアクションを披露しているが、そのスタントはトムの子供時代の出来事が影響している。
子供時代は「いつも危険なことを探していた」と自らについて語るトム。8歳のとき、地元の建設現場でベニヤ板を見つけ、簡易ジャンプ台を組み立てた。自転車で坂を下り、斜面に乗り上げると、板が真っ二つに割れゴミ箱に激突しという。「そこら中、血だらけでした。何年もの間、そうやって血だらけになり、骨や歯を折ったりしてきましたが、それこそがずっとやりたかったことなのです」とほほ笑みながら、子供時代を振り返った。
そんな子供の頃に抱いていた情熱を持ち続けているからこそ、今回のように海抜1,200メートルの断崖絶壁であるノルウェーのヘルセツコペン山の側面に設置された特設の傾斜台から、カスタムメイドのホンダCRF250を走らせ、4,000フィート(約1,200メートル)下の渓谷に落下し、地上から500フィート(約152メートル)のところでパラシュートが開くという超人技に自ら挑戦し、成功することができたのだ。
トムは本作でバイクジャンプ以外にも、アブダビの巨大空港で“トム走り”をしたり、ローマでカーチェースをしたり、走る列車の上で格闘したりと、異次元級のアクションシーンを披露している。(今井優)