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『エイリアン』新作をリドリー・スコットが絶賛「クソ素晴らしい」

新作は若者たちの物語!- 画像は『エイリアン2』より
新作は若者たちの物語!- 画像は『エイリアン2』より - 20th Century Fox / Photofest / ゲッティ イメージズ

 『エイリアン』シリーズ最新作『エイリアン:ロムルス(原題) / Alien: Romulus』のディレクターズカットを鑑賞したリドリー・スコット監督の反応を、同作でメガホンを取ったフェデ・アルバレス(『ドント・ブリーズ』)が明かした。

【画像】頓挫した『第9地区』監督版『エイリアン』はこんな感じだった…

 プレデターとのクロスオーバー作も含めると『エイリアン』シリーズ9作目となる本作。1作目の監督で、前日譚シリーズ(『プロメテウス』『エイリアン:コヴェナント』)でもメガホンを取ったリドリー・スコットは、新作では製作に回っている。

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 全米監督協会のラティーノサミット2023でギレルモ・デル・トロ監督と対談したアルバレス監督は、最近『エイリアン:ロムルス(原題)』のディレクターズカットを仕上げたことを報告。そして先日、スコット監督に作品を見せるという緊張の瞬間を迎えたばかりだと切り出した。

 「誰よりも先に、彼に観てほしかったんです。皆にはリドリーがいかに厳しい人か警告されていました。彼は本当に厳しいんです。特にそれが彼の映画に関係している時には。彼は『ブレードランナー 2049』にも厳しかったですよね。僕は傑作だと思いましたが。あと『トップガン マーヴェリック』をどう思ったかについて聞いたら、『まぁ』って感じで(笑)。僕は『一体何を言っているんですか!?』となったんですが、彼は『わたしの弟のがオリジナルで、これは「まぁ」』と。彼は本当にそれに敬意は示していましたが、これで彼がいかに厳しい人かわかると思います。だから今作でも『勝ち目はないな』と思っていたんです」

 ボロクソに言われることを覚悟して、試写後のスコット監督を待ったというアルバレス監督。しかし、スコット監督に実際掛けられた言葉は「フェデ、何て言ったらいいんだろう。これはクソ素晴らしいよ」というものだった。「あれは、人生で最高の瞬間の一つでした」と敬愛する巨匠からの言葉に大感激したというアルバレス監督は、「何が気に入ったか、1時間にわたって話してくれたんです。最高の誉め言葉の一つは『セリフが素晴らしかった。君が書いたのか?』というもので、僕は『そうです!』と」と明かしていた。

 『エイリアン:ロムルス(原題)』は2024年8月16日に全米公開。遠い世界で最恐の生命体と対峙することになった若者たちの姿を描く。主演は、エルヴィス・プレスリーの元妻の半生を描いた映画『プリシラ(原題) / Priscilla』でブレイクしたケイリー・スピーニーだ。(編集部・市川遥)

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