元宝塚トップスター、凰稀かなめ「光る君へ」第3回で初登場!歌人・赤染衛門役で初大河
大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)の21日放送・第3回で、元宝塚歌劇団宙組トップスター・凰稀かなめ(おうき・かなめ)演じる赤染衛門(あかぞめえもん)が初登場する。
平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部(まひろ/吉高由里子)の生涯を、大河ドラマ「功名が辻」(2006)、ドラマ「セカンドバージン」(2010)などの脚本家・大石静が描く本作。第3回のタイトルは「謎の男」。好奇心を掻き立てるタイトルに、謎の男とは誰を指すのかと期待の声が上がっているが、本エピソードでは初登場キャラも続々。藤原道長(柄本佑)の友人である藤原公任(ふじわらのきんとう/町田啓太)、藤原斉信(ふじわらのただのぶ/金田哲)、藤原行成(ふじわらのゆきなり/渡辺大知)や、左大臣・源雅信(益岡徹)の娘・源倫子(みなもとのともこ/黒木華)らが登場する。
凰稀は本作が大河ドラマ初出演。演じるのは、歌人の赤染衛門。源倫子の女房であり、一条天皇の中宮となる娘の藤原彰子にも仕える設定。姫たちに学問を指南するうちに、まひろとも交流することになる。
凰稀は出演発表時に「まずは大河ドラマ「光る君へ」のオファーをいただいたことに、嬉しい気持ちより、驚きが大きかったです」とオファー時の心境を回顧。役柄について「紫式部、清少納言、和泉式部は知っていましたが、赤染衛門という歌人を知らず、いろいろ調べました。資料は少ないですが、赤染衛門は良妻賢母で、賢い女性というイメージが多いのですが、歌の内容を見るととても色気のある女性を連想させます」と話し、「そんな二つの顔を持つ女性を、大石静先生がどう描いてくださるのかとても楽しみで、そして、監督が作り上げる赤染衛門という歌人の存在をたくさんの方に知っていただきたく思っています」と期待を寄せていた。
凰稀は2015年に宝塚歌劇団を退団。2018年の主演舞台「さよなら、チャーリー」で文化庁芸術祭新人賞を受賞。映像作品ではTBS日曜劇場「ノーサイド・ゲーム」のレギュラー出演をはじめ「家売るオンナ」「七人の秘書」「Doctor-X-外科医・大門未知子」などにゲスト出演。Netflixシリーズ「離婚しようよ」(ひろみ役)や映画『マスカレード・ナイト』に出演し、今後は宝塚歌劇団の歴代スターが集結する舞台「ベルサイユのばら50~半世紀の軌跡~」(5月14日~)、映画『お終活 再春!人生ラプソディ』(2024年春)などを控えている。(編集部・石井百合子)