再現度凄い!実写『ゴールデンカムイ』第七師団のキャストは?
野田サトルの累計発行部数2,700万部を突破する人気漫画を実写化する『ゴールデンカムイ』(公開中)で、山崎賢人(※崎は「たつさき」)演じる主人公・杉元佐一と対峙する大日本帝国陸軍第七師団のメンバーを演じるキャストを紹介する。
明治末期の北海道を舞台に、“不死身の杉元”の異名をとる元陸軍兵・杉元(山崎)とアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈※リは小文字)が、莫大なアイヌの埋蔵金を巡り軍人や脱獄囚らとバトルを繰り広げる本作。北海道征服のため金塊を狙う中尉・鶴見篤四郎(玉木宏)率いるのが第七師団。鶴見は情報収集や分析能力に長ける。日露戦争で損傷した前頭部をプロテクターで保護しているが、時折謎の汁が垂れてくる。演じる玉木は、主演ドラマ「ジャンヌの裁き」(テレビ東京系で放送中)でやや優柔不断な少女漫画家のシングルファザーを好演している。
凄腕のスナイパーである上等兵・尾形百之助を演じるのは、昨年の大河ドラマ「どうする家康」の武田勝頼役も記憶に新しい眞栄田郷敦。「映画の中だと尾形の何も明かされないので、ミステリアスな感じとか、目的がわからない不思議な雰囲気を結構大事にして演じました」と初日舞台挨拶で役づくりに触れていた。
鶴見の側近である軍曹・月島基役に工藤阿須加。草なぎ剛主演の舞台「シラの恋文」が上映中だ。双子で一等卒の二階堂浩平&洋平役で、柳俊太郎(※「柳」は木へんに夘)が一人二役に挑戦。兄弟が杉元を捜しに蕎麦屋を訪れるシーンでは首の角度にこだわり、気持ち悪さを出すために蛇のような動きを取り入れたとシネマトゥデイのインタビューで語っている。同じく一等卒で東北マタギの生まれである谷垣源次郎に、主演舞台「ボディガード」が上演中の大谷亮平。
熊と“絡む”伍長・玉井芳蔵役にドラマ「獣になれない私たち」(2018)や「知らなくていいコト」(2020)などの山内圭哉。鶴見の暴走を阻止しようとする大尉・和田光示役に、舞台「千と千尋の神隠しSpirited Away」(千尋の父役)を3月に控える堀部圭亮。野間直明役に映画『キングダム 運命の炎』で主人公・信(山崎賢人)率いる飛信隊のメンバー・爽悦(そうえつ)を演じた青木健。岡田文夫役にNetflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン2・第5話で医者を演じた成松修。
本作は19日より全国393館(通常343館+IMAX50館)で公開され、公開3日間で観客動員数35万人、興行収入5.3億円を突破。2月16日より4DX版(60館)も上映される。(編集部・石井百合子)