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「光る君へ」赤染衛門は直秀推し!凰稀かなめ、女子会は「ポッとできる場面にできたら」

第8回「招かれざる者」より凰稀かなめ演じる赤染衛門
第8回「招かれざる者」より凰稀かなめ演じる赤染衛門 - (C)NHK

 吉高由里子主演の大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合・日曜午後8時~ほか)で、歌人の赤染衛門を演じる元宝塚歌劇団宙組トップスターの凰稀かなめ(おうき・かなめ)。本作で大河ドラマ初出演を果たし第3回から登場した凰稀が、聡明なキャラクターで人気を博す赤染衛門について、公式サイトのキャストインタビュー動画「君かたり」内で語った。

【画像】凰稀かなめの聡明で美しい赤染衛門

 凰稀が演じる赤染衛門は、左大臣の娘・源倫子(黒木華)の女房であり、のちに一条天皇の中宮となる娘の藤原彰子にも仕える。姫たちに学問を指南するうちに、文学好きなまひろ(紫式部/吉高)とも交流することになる。

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 凰稀は、この人物を演じるにあたり「赤染衛門さんの本とかも読ませていただいているんですけどやっぱりすごく頭がいいし、才色兼備といわれている人で和歌とかも今回初でやらせてもらったりしたので、まずそういうふうに見えるように、知的に見えなければまずいけないなっていうのはすごく意識してやっていましたね」とアプローチに触れる。

 第8回「招かれざる者」では、前話の藤原道長(柄本佑)、藤原公任(町田啓太)、藤原斉信(金田哲)らの打毬(だきゅう)試合を巡って、倫子や姫たちがトークを展開。「公任様が凛々しくて…」「あの日は何といっても道長様でしょ!」とそれぞれの推しについて盛り上がっていたが、赤染衛門は行成(渡辺大知)に代わって道長の弟としてピンチヒッターを務めた散楽の一員・直秀(毎熊克哉)に心を奪われた様子。「道長さまと息ピッタリの公達がいらしたけれど、あの方はどなた? 猛々しくもお美しい公達でしたわ……」とうっとり。そんな赤染衛門に倫子が「衛門ったら人妻なのにそんなこと言って……」とツッコミを入れると、「人妻であろうとも、心の中は己だけのものでございます」と大胆な言葉を返して姫たちを沸かせていた。

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 このシーンにSNSでは「衛門先生は直秀派か」「衛門先生wまさかのw」と沸き、「心の中は己だけのもの」の名言も注目を浴びていた。凰稀は「今回、その女性のサロン、倫子さんの仕えているサロンで勉強会をやらせてもらっているんですけれども、若い子たちに教える先生的な存在なので厳しい部分もありつつも、やっぱりみんなのことがとてもかわいいし、キャピキャピしているその子たちを見ているのも楽しいし、一緒に楽しませてもらっている感じなのでなんかこの作品全体の中のちょっとしたポッとできる場面にできたらいいなって」と役に込めた思いを明かしつつ、「赤染衛門自体も最初のころはちょっとかためにつくっているんですけど、それを少しずつ崩していけたらなって。かたいだけじゃなくて、結婚しているんですけど『心はおのれだけのもの』ってセリフがあるんですけど、『目移りしてもいいんじゃない』ということも言っているので、そういうことに関しても結構自由なのかなって思っています。今のところ(笑)。この先のことはちょっとどうなるかわからないんですけど」と硬軟織り交ぜたキャラクターの変化に触れている。

 そのサロンでは、度々まひろが無邪気に口にした発言で場を凍らせることもあったが、凰稀は第4回「五節の舞姫」でのエピソードを挙げつつ、まひろの人物像を分析する。赤染衛門が「竹取物語」を取り上げ、「かぐや姫はなぜ5人の公達に無理難題を突き付けたのでしょう」と姫たちに問うた際、まひろは「かぐや姫にはやんごとない人々への怒りや蔑みがあったのではないかと思います。帝さえも翻弄していますから。身分が高い、低いなど何ほどのこと、というかぐや姫の考えは誠にさっそうとしていると私は思いました」と鮮やかに持論を展開した。この発言に対して倫子が「まひろさんは私の父が左大臣で身分が高いということをお忘れかしら」とつぶやき、一瞬気まずい沈黙が流れる……というシーンだった。

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 凰稀は、そんなまひろについて「初めて会ったときにとても頭のいい子だからすごく賢いし、でもとても自由というか素直というか思ったことを言っちゃいますし、最初は『ん?』と思ったりとかしたときもあったんですけど、でもこの子の才能っていうのはすごく無限にあるのではないかなと思って。かぐや姫のお話をしているときも、この子はわかってこういう言葉を言っているんだっていうのが、結構頻繁に出てくるんですよ」と並外れた才能を指摘しながら、「だからすごく強敵になるだろうなみたいな感じはしましたね。いずれ」とも話している。(編集部・石井百合子)

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