元男闘呼組・成田昭次「不適切にもほどがある!」最終話で31年ぶりドラマ出演「一生の宝になりました!」
元男闘呼組の成田昭次が、TBS系金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(毎週金曜よる10:00~)の最終話にゲスト出演することが22日に発表された。成田のドラマ出演は、1993年に放送された「お茶の間」(YTV)以来、31年ぶりとなる。
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宮藤官九郎が脚本を手掛け、阿部サダヲが主演を務める本作は、1986年から2024年にタイムスリップしてしまった昭和オヤジ・小川市郎(阿部)が、バス型のタイムマシンで過去と現在を行き来しながら、コンプライアンス無視の「不適切」発言で令和の空気をかき回していくコメディー。
先週放送された第8話では、市郎が一度のミスに粘着する見えない世間からの厳しい声に疑問を抱く展開が描かれた。さらに、小泉今日子がサプライズゲストとして登場したことでも話題を呼ぶなか、今夜放送される第9話に先駆けて、成田が次週最終回のゲストとして出演することが明かされた。
成田が演じるのは、タイムマシンに関わる謎の男。1988年にデビューし、1993年に活動休止するも、2022年に期間限定で活動を再開した男闘呼組の元メンバーにして、現在も「Rockon Social Club」「NARITA THOMAS SIMPSON」のリードボーカルとして活躍している成田。ドラマで描かれる1986年は、自身の青春時代と重なることもあり、第1話から放送を観ていた。
「僕はリアルタイムであの時代を過ごしているので、ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)。僕も本当に憧れていたので」という成田は、ゲスト出演に「一生の宝になりました!」と歓喜。31年ぶりのドラマ撮影についても「ライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって…こんなの初めてです(笑)」と振り返っている。
また最終話には、小野武彦と宍戸開もゲスト出演。2人とも最終回のキーパーソンとなる“謎の男”を演じる。小野の宮藤脚本作品への出演は、本作と同じく阿部が主演を務めた映画『謝罪の王様』(2013)以来、約11年ぶり。また宍戸は、初の宮藤作品への参加となる。
成田昭次のコメント全文は以下の通り。(編集部・入倉功一)
成田昭次
このたび大変恐縮なんですが、こんな大ヒットドラマに自分が出演させていただけることになり、一生の宝になりました! 最初にオファーを聞いたときは、健一とか和也とか耕陽じゃなくてなんで僕なのかな…と思いましたが、素晴らしいドラマのオファーをいただけてすごく光栄です。
僕が演じる役柄はまだ詳しく言えないんですけど…このドラマには絶対に欠かせないタイムマシンに関わっている役柄です。
今回は31年ぶりのドラマ出演ということで、時代が変わったのを実感してびっくりしました。緑山スタジオでは僕が最後に出演した「お茶の間」というドラマも撮影していたので、懐かしさと新鮮な気持ちが入り乱れた撮影でしたね。
撮影はライブ以上に緊張しました(笑)。座りのシーンの撮影では足の震えが止まらなくてびっくりしました。左足がガクガク震えちゃって…こんなの初めてです(笑)。ドラマの緊張感とライブの緊張感は全然違いますね。オファーをいただいてからずっと緊張していたんですが、一度引き受けたからには徹底的に、妥協しないでやりたいという意識はあったので、素晴らしい共演者の皆さんに囲まれて、なんとか無事に撮影を終えることができました。
ドラマは1話から見させていただいていて、本当に僕の青春ど真ん中の昭和の時代から、今の令和にタイムスリップして…という話なので、毎週ドラマを見るのが楽しみでしょうがなかったです。
僕はリアルタイムであの時代を過ごしているので、ムッチ先輩の気持ちがすごくわかるんですよね(笑)。僕も本当に憧れていたので。好きな人を応援するかたちは昭和と令和で変わっていますけど、そこにある愛情とか人情っていうのは、いつの時代も変わらないなっていうのをこのドラマを見て感じます。
最終回は1話から続く人間関係の面白さ、過去と未来での人と人とのつながりも描かれているので、そこを見逃さないでいただけたらと思います!