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HUSTLE/ハッスル (2022):映画短評

HUSTLE/ハッスル (2022)

2022年6月8日公開 117分

HUSTLE/ハッスル

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

斉藤 博昭

「ロッキー」への愛も込め、バスケ映画としてエグい

斉藤 博昭 評価: ★★★★★ ★★★★★

NBAの現役スターがメインの役を演じているので、バスケシーンのリアリティが半端じゃない(そして彼ら、演技もうまい!)。ロングシュートや瞬発力を生かしたディフェンスなど、スーパー級の技にいちいち感動してしまう。

舞台がフィラデルフィアで、グレーのパーカー、路上ランニング、師弟関係など『ロッキー』オマージュもたっぷり。何より、ストーリーが横道にあまり逸れず、特訓シーンなどテンポのよい編集で積み重ねられるので、スポーツ映画としてアドレナリンを上昇させる。やや古典的なドラマではあるが、ドローンやバズる動画など今っぽいネタも盛り込み既視感回避。語り口の真っ直ぐさに、最後まで好感度大のまま観続けられる。

この短評にはネタバレを含んでいます
猿渡 由紀

バスケットボールの描写がリアリティたっぷり

猿渡 由紀 評価: ★★★★★ ★★★★★

「アンカット・ダイヤモンド」でこれまでのイメージと違うダークな役を演じ、本物の役者であることを証明したアダム・サンドラーが、さらにレベルアップ。今作では、抑えめでやりすぎない、ニュアンスのある演技を見せる。NBAの大ファンであるサンドラーが、レブロン・ジェームズも引き込んで作っただけあり、バスケットボールのシーンはリアリティたっぷり。スポーツ物、アンダードッグ物語として、ある程度結末の予測はつくものの、そこまでの過程を十分楽しませてくれる。2番目に大事な役に抜擢されたフアンチョ・エルナンゴメスは現役選手で演技は初めてだが、なかなか立派。見終わった後、爽やかな気持ちになれる映画。

この短評にはネタバレを含んでいます
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