助演女優賞 受賞結果&ノミネートActress in a Supporting Role - Winner & Nominees
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キャシー・ベイツ 『リチャード・ジュエル』Kathy Bates 'Richard Jewell'
(C) 2019 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC- 1948年6月28日生まれ
- アメリカ・メンフィス出身
南メソジスト大学卒業後、ミロス・フォアマン監督の『パパ/ずれてるゥ!』(1971)でスクリーンデビューを果たす。しかしその後はオフ・ブロードウェイを中心に舞台で活動を続け、1990年に出演した『ミザリー』でアカデミー賞主演女優賞と、ゴールデン・グローブ賞ドラマ部門女優賞のダブル受賞という快挙を成し遂げる。『フライド・グリーン・トマト』(1991)『黙秘』(1995)『タイタニック』(1997)『アバウト・シュミット』(2002)など作品によって変幻自在の顔を見せるカメレオン女優が、再び栄冠を手にする瞬間が待ちどおしい。
主な出演作『アバウト・シュミット』(2002)
『タイタニック』(1997)
『黙秘』(1995)
『ミザリー』(1990)
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ローラ・ダーン 『マリッジ・ストーリー』Laura Dern 'Marriage Story'
- 1967年2月10日生まれ
- アメリカ・ロサンゼルス出身
父が俳優のブルース・ダーン、母は女優のダイアン・ラッド。母ダイアンと共演した『白熱』(1973)の小さな役で映画デビューした後、リー・ストラスバーグ演劇研究所とロンドンにある王立演劇学校で演技を学ぶ。本格映画デビューとなったのは『フォクシー・レディ』(1980)で、鬼才デヴィッド・リンチの『ブルーベルベット』(1986)『ワイルド・アット・ハート』(1990)への出演で注目を浴びる。『ランブリング・ローズ』(1991)では、母ダイアンと共にアカデミー主演&助演女優賞候補になるものの、未だ無冠の実力派女優が初オスカーに狙いを定める。
主な出演作『わたしに会うまでの1600キロ』(2014)
『ジュラシック・パーク』(1993)
『ランブリング・ローズ』(1991)
『ブルーベルベット』(1986)
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スカーレット・ヨハンソン 『ジョジョ・ラビット』Scarlett Johansson 'Jojo Rabbit'
- 1984年11月22日生まれ
- アメリカ・ニューヨーク出身
ロブ・ライナー監督の『ノース/ちいさな旅人』(1994)で映画デビュー。ソフィア・コッポラ監督の『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)での演技が高く評価され、『真珠の耳飾りの少女』(2003)でハリウッドでの地位を確かなものにする。ウディ・アレン監督の『それでも恋するバルセロナ』(2008)などでのコメディエンヌぶりはもとより、『アベンジャーズ』シリーズなどでアクションスターとしても身体能力の高さを見せつける。今回主演&助演女優賞共にノミネートされたハリウッドのトップ女優のダブル頂点制覇はあるのか!?
主な出演作『ブラック・ウィドウ』(2020)
『マリッジ・ストーリー』(2019)
『それでも恋するバルセロナ』(2008)
『マッチポイント』(2005)
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フローレンス・ピュー 『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』Florence Pugh 'Little Women'
- 1996年1月3日生まれ
- イギリス・オックスフォード出身
幼少時より女優を目指し、2014年に学園ホラー映画『ザ・フォーリング(原題) / The Falling』でスクリーンデビューを果たす。リーアム・ニーソン主演の『トレイン・ミッション』(2018)に出演して存在感を放ち、『ファイティング・ファミリー 』(2019)ではなんと実在の女性ファイター役に全力投球して、女優としてのポテンシャルの高さを見せつけた。アリ・アスター監督作『ミッドサマー』(2019)では主演を務め、『ブラック・ウィドウ』(2020)ではスカーレット・ヨハンソンと共演するなど、話題作に続々と出演する若手ホープの健闘に期待したい。
主な出演作『ブラック・ウィドウ』(2020)
『ミッドサマー』(2019)
『ファイティング・ファミリー』(2019)
『トレイン・ミッション』(2018)
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マーゴット・ロビー 『スキャンダル』Margot Robbie 'Bombshell'
- 1990年7月2日生まれ
- オーストラリア・ゴールドコースト出身
2008年からオーストラリアで女優としての活動を始め、2013年に『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』でハリウッドデビュー。マーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)で、レオナルド・ディカプリオの相手役に抜擢され一躍時の人に。その後『スーサイド・スクワッド』(2016)のハーレイ・クイン役で人気に火がつき、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)ではついに第90回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされるものの惜しくも受賞を逃す。野生動物のような美しさと魅力に富んだ、今最も波に乗る若手ナンバーワン女優が初オスカーにリーチをかける。
主な出演作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)
『スーサイド・スクワッド』(2016)
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)