今年のエミー賞戦線、もっともHOTなスターは誰?~次期ボンド候補からラブラブなあの二人まで(2/4)
海外ドラマスペシャル
キャラが人気過ぎて役者名を覚えてもらえない人たち
昔から当たり役を得た俳優は、本人の名前よりもキャラクター名で親しまれることもしばしば。古くは「スーパーマン」(1952~1958)のクラーク・ケント&スーパーマン役ジョージ・リーヴス、「刑事コロンボ」(1968~2003)のコロンボ役ピーター・フォークなど。今のテレビ界で言うならば、ボブ・オデンカークがその代表例だろう。「ブレイキング・バッド」(2008~2013)の怪しげな弁護士ソウル役で思いがけず人気を獲得した当時無名の彼は、そのソウルを主人公に据えた「ベター・コール・ソウル」で人生初の主演俳優に。また、「ゲーム・オブ・スローンズ」のジョン・スノウ役でブレイクしたキット・ハリントンや、同作のデナーリス役でブレイクし、2015年の米Esquire誌で2015年最もセクシーな女性に選ばれたエミリア・クラークも、役柄のイメージが強いスターだ。とはいえ、3人ともキャリアはこれからの有望株。次なるヒット作に恵まれれば、当たり役の呪縛から解き放たれることになるはずだ。
<エミー賞ノミネート対象>
キット・ハリントン「ゲーム・オブ・スローンズ」ドラマシリーズ部門助演男優賞
エミリア・クラーク「ゲーム・オブ・スローンズ」ドラマシリーズ部門助演女優賞
ボブ・オデンカーク「ベター・コール・ソウル」ドラマシリーズ部門主演男優賞
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