映画『東北記録映画三部作』予告編
『なみのおと』
酒井耕と濱口竜介の両監督が手掛けた「東北記録映画三部作」の第1部となる対話形式のドキュメンタリー。2011年の東日本大震災で津波の被害に遭った三陸海岸沿岸部で暮らす人々との対話を通して、当事者たちのリアルな感情や今後の復興への希望を浮き彫りにする。町の消防団員や、奇跡的に一命を取り留めた夫婦や姉妹たちが登場。彼らの言葉によって生々しくよみがえる津波の記憶や、失われた故郷への愛着に心揺さぶられる。
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『なみのこえ 気仙沼』
東日本大震災による津波被害を受けた三陸沿岸部に暮らす人々の語りを撮り続けた『なみのおと』の続編。震災から約1年後、宮城県気仙沼市に暮らす11名への対話形式のインタビューを行い、それぞれの被災体験や生まれ育った土地への愛着、遅々として進まない復興へのもどかしさを語り合う合う様子を収める。監督は、前作に続き濱口竜介と酒井耕。被災地の悲惨な映像ではなく、街に暮らす人々の口から語られる言葉が震災をリアルに浮かび上がらせる。
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『なみのこえ 新地町』
東日本大震災による津波被害に遭った三陸沿岸部に暮らす人々への聞き取りを重ねた『なみのおと』に始まる東北記録映画3部作の第2弾。前作同様対話形式のインタビューを行い、震災から約1年後、原発事故の不安に海水汚染、風評被害に揺れる福島県新地町に暮らす人々の声を掘り起こしていく。監督は、濱口竜介と酒井耕。津波やガレキの映像を用いることなく被災者の対話を映像に記録することで、震災の記憶がよりリアルに伝わってくる。
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『うたうひと』
酒井耕と濱口竜介の両監督による「東北記録映画三部作」の最終章となるドキュメンタリー。今回は、東北地方で語り継がれてきた民話に焦点を絞り、語り手と聞き手の二人三脚で生み出される民話語りの風景を映し出す。みやぎ民話の会の小野和子が聞き手に回り、宮城県栗原市の佐藤玲子や同登米市の伊藤正子らが語り部を担当。生き生きとした語り口と、民話の奥深い世界に引き込まれる。
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