■『アレキサンダー』始動は2000年
巨匠オリバー・ストーン監督が幼い頃から熱望していたアレキサンダー大王の物語を映画化する企画1990年から始まったが、あまりにもスケールが大きかったため製作は難航し、本格的に始動したのは2000年からだった。
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コリンを絶賛しているオリバー・ストーン監督 |
■コリン、ゲイの役に興味
総製作費200億円を費やす壮大な歴史ロマンを成功へと導く鍵は、主人公のアレキサンダー大王を演じる俳優らのキャスティングにかかっていると言っても過言ではない。その大役に選ばれたのは、若手俳優一の演技派でありハリウッド一の暴れ者であるコリン・ファレル。脚本を読んだコリンは「すごく濃密で素晴らしいよ。バイセクシャルについても描かれていて興味深いね。」と興奮してオファーを受けたと言う。
しかしアレキサンダーの戦友であり、恋人のヘファイスティオン役は少々難航した。第一候補のブラッド・ピットは、彼の妻であるジェニファー・アニストンが「ゲイの役はあなたのイメージに合わないわ」と反対したこともあり出演を断念。貴重なラブシーンを見逃したが、そのお陰でキャメロン・ディアスの元彼であるジャレッド・レトが抜擢され、狂おしくも美しい熱演で観客を魅了した。
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酒飲みに厳しいアンジー |
■コリン、ロケ地で大暴れ
オハイオ、モロッコ、ロンドン、タイで4か月にもおよんだ撮影現場では、主演のコリンが多くの武勇伝を残している。車のキーをなくして困っている女性を助けたり、大量の買い物をして地元経済に貢献したりしてロケ先では大いに歓迎を受けた。ビールが大好きなコリンは、夕方の6時から朝の3時まで飲み明かし、一晩で45杯ものビールを飲んだ記録を打ち立てた。また、酒癖の悪いコリンが共演者のアンジェリーナ・ジョリーの部屋に押しかけ、アンジェリーナはホテルを変えてしまうほど激怒したという情報もある。
■プロ中のプロ
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『アレキサンダー』ワールドプレミアでのコリン・ファレル |
さぞや二日酔いで苦労しただろうと想像してしまうが、コリンはどんなに夜遊びをしても翌日の撮影にはきちんと早起きをして望むというプロ意識の持ち主。撮影の終盤でケガをしたときも、足を引きずりながら撮影を続けたなどのエピソードがあり、俳優としては真面目な性格であることが判明した。監督のオリバー・ストーンは、コリンの男気あふれる性格や仕事への情熱を目の当たりにし「彼こそアレキサンダーだ」と大絶賛。「ラストカットを撮ったときのコリンの姿は一生忘れない」とまで言わせるコリンはただ者ではない。
■1月13日ついにコリン初来日!
2004年11月のロサンゼルスに始まり、スウェーデン、ギリシャらヨーロッパ各地でプレミアが行われた。そしてついに、アレキサンダー大王が東方遠征をしたかのごとく、コリン・ファレルと監督が極東の日本でのプレミアに参加するために来日した。映画同様の豪華なプロモーションの数々が予定されており、日本の観客に寄せる期待の大きさがうかがえる。
■レオ様版の『アレキサンダー』はどうなった?
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コリンと同じアレキサンダー王を演じる予定のディカプリオ |
『アレキサンダー』を語る上で忘れてはならない話題として、製作当初から対抗馬と目されていたバズ・ラーマン監督の『アレキサンダー・ザ・グレート』(原題)がある。主演にはあのレオナルド・ディカプリオとニコール・キッドマンを向かえ、同じアレキサンダー大王の物語を描く超大作として注目されていた。しかし資金面で問題が生じ、現在は延期状態に追い込まれている。
■日本で大ヒットなるか?
オリバー・ストーンの描いたアレキサンダー王は時に弱く人間的。絶対的なヒーローを好むアメリカではそこそこの興収にとどまったが、ヨーロッパでは、当初酷評こそされたが、各地で1位の座につくなど好調だ。さて、日本人にはオリバー・ストーンの描くアレキサンダー王は理解されるのか? コリン・ファンとしては精一杯応援したい。
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『アレキサンダー』コスチューム・ウィンドウの前で |
『アレキサンダー』ワールド・プレミアにて |
『アレキサンダー』ワールド・プレミアにて |
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