地球を守れ!:映画短評
地球を守れ!アリ・アスター製作で、まさかのリメイク決定!
“宇宙人らしきおっさんを監禁する”という、ブッ飛んだ設定から、ブラックな笑い満載の猟奇サスペンスに突入。さらに環境・労働問題にメスを入れながら、期待を裏切らない壮大なクライマックス&テーマに至るまで、盟友であるポン・ジュノ級の衝撃を与えた、チャン・ジュナン監督の長編デビュー作。ハン・シギュンの鬼気迫る怪演に、妙にリアルな拷問シーン、「虹の彼方に」やモノリスなどのキューブリック・オマージュも飛び出すなど、とにかく一筋縄でいかない117分。本作後、『ファイ』『1987、ある闘いの真実』と、監督のただならぬ狂気は影を潜めていただけに、アリ・アスター製作によるセルフリメイク決定は驚喜でしかない!
この短評にはネタバレを含んでいます