鉄西区:映画短評
鉄西区これがサブスクで観られるなんて…!!!!
「Help! The 映画配給会社プロジェクト」としてミニシアター系配給会社の過去作パック配信企画が始まった(アップリンク・クラウドにて)。各社とも凄まじいラインナップで、中でもムヴィオラ配信作にワン・ビン監督の初ドキュメンタリー『鉄西区』まで入っていたのは仰天! 三部作で計9時間。廃れ行く国営工場とその地域で、市場経済化した中国の急激な変化と、それに取り残される人々の姿が克明に捉えられる。
ダイレクトシネマの系譜を引き継ぐ最高峰の巨編が安価で定額見放題というのは(ワン・ビンにこの言葉を使うのは皮肉だが)コスパ最高。新作(2018年作)『死霊魂』公開の日に向けても、いま観なければ単純に損だ。
この短評にはネタバレを含んでいます