症例X (2008):作品情報
症例X (2008)見どころ
統合失調症と認知症を併発する70歳になる母を在宅介護で支える30代の息子が、仕事と介護の日々を繰り返す生活を送りながら、親と子の関係について再考する姿を描く人間ドラマ。本作で第20回PFFスカラシップの権利を獲得し、2010年に監督を務めた『家族X』も公開される新鋭・吉田光希が介護をテーマに、普遍的な親子の関係や親と他者の境界線について問い直す。シーンごとにディスカッションを重ね、撮影現場での感覚を重視した模索するような映像でつづられる、一組の母と子の情景に心奪われる。
あらすじ
有島謙一(坂本匡在)は、統合失調症を患う母の敏江(宮重キヨ子)と暮らしているが、数年前から敏江が認知症を併発し、徐々に進行しつつあることもわかっていた。そんな事情でも謙一は母の在宅介護を続けるが、いつからか敏江は日々を床で過ごすようになり、無気力な日々を送っていた。一方、仕事と介護を繰り返す生活を続けていた謙一は……。
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映画詳細データ
- 製作国
- 日本
- 配給
-
- リトルモア
- 技術
- カラー/デジタル/ビスタサイズ
- (渋谷ユーロスペース)
- リンク
- 公式サイト