マイ・ベスト・フレンド (2015):映画短評
マイ・ベスト・フレンド (2015)![マイ・ベスト・フレンド](https://img.cinematoday.jp/a/T0012962/_size_640x/_v_1476767806/main.jpg)
今更ながら、人生を分かち合える親友がほしくなる
小学校で会って以来の大親友が乳がんと診断されたら、どうリアクションすべきか? 女性なら考えたことのある疑問にある種の回答を与えてくれるだろう。しかも子宮摘出手術を受けたミリーがセックスアピール激減を危惧して過激な行動を取ったり、妻の病に対処できないダメ夫が登場するなど、不治の病が絡む物語なのに人間らしさやユーモアがたっぷりで、見ていて気分がアガる。ドリュー・バリモアとトニー・コレットはキャスティングが逆かもと最初感じたが、しっかりとキャラにはまっているのはさすが。脚本を書いたイギリスの女性コメディアン、モウィーナ・バンクスの鋭い人間洞察力が生きた快作に、今更ながら親友が欲しくなりました。
この短評にはネタバレを含んでいます