マダム・マロリーと魔法のスパイス (2014):映画短評
マダム・マロリーと魔法のスパイス (2014)![マダム・マロリーと魔法のスパイス](https://img.cinematoday.jp/a/T0017951/_size_640x/_v_1412246043/main.jpg)
美味しい料理は国境を越え、人々に笑顔をもたらす!
スノッブなフレンチVSスパイシーなインド料理、というレストラン戦争を軸に料理に関わる人々や異文化が融合していく展開は予想通り。でもラッセ・ハルストレム監督の浪花節っぽい演出や南仏の美しい街並みが魅力となり、最後まで画面に目が釘付け。登場する料理や食材が美味しそうなのも強みだ。ミシュランの星付きレストランで働くマルグリットが自宅キッチンでサッと用意する軽食から絶対味覚を持つハッサンが作るハーブ入りオムレツ、星持ちになった彼が挑戦する分子料理の味を想像するのは食いしん坊さんの楽しみ。とはいえ本作の隠し味はやっぱりオム・プリとヘレン・ミレン! 敵対する2人が徐々に距離を縮める姿がにごっつぁん。
この短評にはネタバレを含んでいます