スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! (2012):映画短評
スチューデント・オブ・ザ・イヤー 狙え!No.1!! (2012)コンテストがまるでTVバラエティのノリで…。
正直、名手カラン・ジョーハルの監督作として観ると、かなり物足りなさを感じるのは確か。まず学園内の三角関係がおざなり。実業家の父に疎まれながらロックスターを目指すロハン(V.ダワン)に誹りを覆すだけの音楽的シ-ンがないし、完全無欠なアビ(S.マルホートラ)のキャラに深みがない(『きっと、うまくいく』のアーミル・カーンとどうしても比べてしまうが)。ヒロインのA.バットも初々しくキュートだがそれ以上の魅力に欠ける。要するにボリウッド好きとしては「やっぱジョーハル映画にシャー・ルク・カーンが居ないのは寂しい!」ということに尽きるのだけれど、なんせ3人とも新人、今後の活躍次第で化けるかもね。
この短評にはネタバレを含んでいます