ラスト・ワールド (2013):映画短評
ラスト・ワールド (2013)学生たちの仮想サバイバルは短編映画向きだったかも?
もし世界の終りがやって来て、クラス20人の内10人しかシェルターに入れないとしたら、あなたなら誰を選ぶか…という課題を出された学生たちのサバイバル・シュミレーションを描く。
CGを使った終末パニックや葛藤入り乱れる人間模様も、最初から仮想世界と分かっているので緊張感に欠ける。ただ、人類の存続に役立つ人物を論理的に吟味して選ぶという方針が途中からブレ始め、やがて人間かいかに感情的で矛盾した生き物であるかが浮き彫りにされていく展開はワリと興味深い。
とはいえ、これで1時間50分近く引っ張るのは少々厳しい。登場人物や演じる役者も存在感薄め。いっそのこと短編映画でも良かったのではなかろうか。
この短評にはネタバレを含んでいます