郊遊<ピクニック> (2013):作品情報
郊遊<ピクニック> (2013)見どころ
ベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞した『愛情萬歳』や『西瓜』などで知られる台湾の鬼才ツァイ・ミンリャンが、監督引退作として放ったヒューマンドラマ。とある空き家で暮らす父親と幼い息子と娘がたどる過酷な運命を、重厚かつユーモラスなタッチを含みながら見つめていく。主演はツァイ・ミンリャンとタッグを組み続け、自身も監督として『迷子』などを手掛けてきたリー・カンション。現代社会が生み出す人間の孤独に迫った深遠なストーリーもさることながら、精緻なビジュアルにも心を奪われる。
あらすじ
台湾市街の片隅に立つ空き家。シャオカン(リー・カンション)と彼の幼い息子と娘は、水道も電気も通っていないその家にマットレスを敷き寝起きをしていた。シャオカンは、不動産広告の看板を手にして路上に立ち続ける人間立て看板として小金を稼ぎ、子供たちはスーパーマーケットの試食で済ます食事などを、まるでピクニックをしているように楽しんでいた。そんな生活に疲弊し、追い詰められていったシャオカンは、土砂降りの夜にある決意を固める。
映画短評
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キャスト
スタッフ
映画詳細データ
- 英題
- STRAY DOGS
- 製作国
- 台湾/フランス
- 日本語字幕
- 市山尚三
- 配給
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- ムヴィオラ
- 後援
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- 台北駐日経済文化代表処
- 技術
- DCP/カラー/1:1.85
- (シアター・イメージフォーラム ほか)
- リンク
- 公式サイト