道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48 (2015):映画短評
道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48 (2015)今度はドキュメンタリーのプロが鋭く切り込む!
さすがにマンネリも否めない状況になった48グループのドキュメンタリーだが、今回はドキュメンタリー作家でもある舩橋淳を抜擢。さらに助監督には『アヒルの子』の小野さやかの参加で、「ザ・ノンフィクション」「NONFIX」級のハードさが強調された。芸能の町で、未完成のアイドルが成功した理由が語られる序章を経て、光と陰、ライバルを示唆する特定メンバーをピックアップ。カメラは彼女たちをときに優しく、ときに冷酷に捉えるなか、いいスパイスとなるのが哲学娘による「アイドル哲学問答」。また、シリーズで初めてヲタの姿も捉えており、彼らが推しと「選抜総選挙」に挑む姿は、偏見や疑問を吹き飛ばし、胸熱くなるだろう。
この短評にはネタバレを含んでいます