牙狼<GARO> -DIVINE FLAME- (2016):映画短評
牙狼<GARO> -DIVINE FLAME- (2016)
アニメ版ならではのエロス&バイオレンスも健在です
アニメ版シリーズとしては初めての劇場用長編。ストーリー的には「炎の刻印」の直接的な続編だが、魔戒騎士や魔物ホラーなどの基本設定さえ押さえておけば、前作を見ていなくてもさほど問題はないだろう。
魑魅魍魎がうごめく中世ヨーロッパ風のダークファンタジーな世界観、耽美的なエロスと血みどろのバイオレンスを盛り込んだアダルトなテイストはそのままに、劇場版ならではの凝った作画デザインが堪能できる。CGを使ったアクションもテレビ版以上にダイナミックだ。
愛ゆえダークサイドへ堕ちた恋人たちの怨念を主軸としたストーリーも悪くない。特に美しきホラー、ニグラ・ヴュヌスの禍々しくも妖しい造形はかなり好みです!
この短評にはネタバレを含んでいます