劇場版 艦これ (2016):映画短評
劇場版 艦これ (2016)あくまでも予習してから劇場へ!
賛否あったTVシリーズ1期の反省も踏まえてか、コミカルな日常系でなく、バトル中心のシリアス路線を選んだ『劇場版』。TVシリーズ第3話で沈んだ如月が帰還し、それにより敵の深海棲艦と艦むすの関係が明らかになる展開だけに、どこか既視感はあるにしろ、これぞ“提督”が観たかった「艦これ」だろう。しかも、初めて描かれる夜戦シーンは圧巻で、大和の攻撃を始め、見せ場も多い。サクッと91分、明らかに2期に続くエンディングも悪くないが、ここまでの“一見さんお断り”ノリはいかがなものか。ある程度のキャラ紹介はもちろん、『ガルパン』のように、せめてオープニングで1期ダイジェストを見せる配慮は必要だったように思える。
この短評にはネタバレを含んでいます