圧殺の海 第2章「辺野古」 (2016):映画短評
圧殺の海 第2章「辺野古」 (2016)激しさ増す沖縄、それでも戦い続ける人たち
辺野古移設反対派の翁長知事が誕生した時、沖縄は歓喜に包まれた。だがその後も変わらぬどころか、激しさが増している最前線の現場が映し出される。それは、抗議活動を行っているカヌー・チームが捉えた、怒声が飛び交う”海猿”たちとの攻防戦映像が加わっただけではないだろう。
ゲート前には機動隊も投入。
何事も強引に政策を進める国の姿勢が見えるが、
少なくとも筆者は、命がけで基地反対を訴えるおじぃやおばぁを力でねじ伏せる為に税金を納めているワケではない。
沖縄の慰霊の日には日米首脳が追悼を示していたが、その裏で何が起こっているのか。
政治の本音と建前を考察するに相応しい貴重なドキュメンタリーである。
この短評にはネタバレを含んでいます