男と女 (2016):映画短評
男と女 (2016)不倫男の意気地なさをコン・ユがリアルに熱演
子供の留学先フィンランドで「旅の恥はかきすて」的に関係した男性が実生活に現れ、恋に落ちるチョン・ドヨン。コン・ユ演じる男性が可愛いとさえ思わせるグイグイ系で、不倫ってこうやって始まるのかと納得。地味な私には起こり得ない話だが、一応気をつけよう。ドヨンが恋に溺れる理由はなんか切なくて、人々との会話で彼女の人となりを観客に伝える脚本が巧み。もちろん男性側の浮気に走る理由も哀れではあるが、最後の決断に「やっぱりね」と鼻しらむ。リアルってこういうことだよな。これはしかし、男性が見たら全然違った感想になるんでしょうね。ベッキーにも見てもらって、感想を聞きたい。
この短評にはネタバレを含んでいます