こんぷれっくす×コンプレックス (2017):映画短評
こんぷれっくす×コンプレックス (2017)ワキを締めるな!
4年前に制作した本作でプロデュースと編集を務めた夫(上田慎一郎)に、今では捲られた感もあるが、先に毎日映画コンクールを受賞した妻の才能もかなりのもの。実写で撮った“日本版『恋におぼれて』”な前作『マシュマロ×ぺいん』に続き、ふくだみゆき監督のヘンタイ性がにじみ出ている。オトナをしっかり描かない視点に、プレスコならではの中学生の掛け合いと間が絶妙であり、『スイートプールサイド』をより甘酸っぽくした思春期あるある(?)を、たった24分で描くとは驚き。さらに、“とりあえず点数をつける”中2感覚に、“カンフー映画をワキで観る”というトンデモ発想を融合させた展開には爆笑!
この短評にはネタバレを含んでいます