あしたは最高のはじまり (2016):映画短評
あしたは最高のはじまり (2016)最強のふたりから最強のシングルファーザーへ!
突然、赤ん坊を押し付けられた遊び人が立派なシングルファーザーへと成長するチャーミングな物語。父性が芽生える事件をきっかけに新たなキャリアが開けるくだりなどちょっとトントン拍子に話が進むきらいはあるけれど、底抜けに明るい役が似合うオマール・シーと新人子役グロリア・コルストンの息のあった父娘ぶりが微笑ましいので無問題。本当に仲良く見えるのが素晴らしいし、父娘を支えるゲイのエージェントやドラマ好きな女校長がいい味わいを加えている。そんないい話でヒールとなるのが母親なのは同性として心苦しいが、身勝手さな彼女に向かって「子供はペットじゃないんだから」とつぶやいてしまった。
この短評にはネタバレを含んでいます