鉱 ARAGANE (2015):作品情報
鉱 ARAGANE (2015)見どころ
山形国際ドキュメンタリー映画祭2015でアジア千波万波部門特別賞に輝いたドキュメンタリー。長い歴史のあるボスニア・ヘルツェゴビナの炭鉱にカメラが入り込み、その地下世界を映し出す。監督を務めるのは『ヴェルクマイスター・ハーモニー』『ニーチェの馬』などで知られる、ハンガリーの鬼才タル・ベーラが設立した映画学校で学んだ新鋭、小田香。ベーラも監修を担当している。漆黒の闇に包まれた炭鉱内の鮮烈な風景、休むことなく鳴り響くごう音が生々しく捉えられている。
あらすじ
ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボ近郊にある、およそ100年もの歴史を持つブレザ炭鉱。欧州屈指の石炭埋蔵量を誇り、第2次世界大戦や内戦を乗り越え、今もなお休むことなく操業されている。そこでは今日も、作業員たちが昇降用ケージに乗り込んで地下深くに下りていく。ケージが到達する地下約300メートルの世界に広がるのは、漆黒の闇。ヘッドランプの一筋の光を頼りに、男たちは闇の中で黙々とツルハシを振り下ろし、汚れとサビにまみれた重機を操る。
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スタッフ
- 監督・撮影・編集
- 監修
- プロデューサー
映画詳細データ
- 製作国
- ボスニア・ヘルツェゴビナ/日本
- 配給
-
- スリーピン
- 技術
- カラー/DCP
- (新宿K’s cinema)