少女邂逅 (2018):映画短評
少女邂逅 (2018)モトーラ世理奈の顔力がハンパない!
岩井俊二<『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』チルドレンといえる枝優花監督だが、女子2人の危うい関係性やセカイ系な展開、そして「好きで何が悪い!」な監督のほとばしる熱量など、「MOOSIC LAB 2017」でグランプリを競った『聖なるもの』との共通点が興味深い。とにかく、スクリーンから飛び出すモトーラ世理奈の顔力がハンパない! ヒロイン・紬の妖艶なキャラも相まって、『渇き。』の小松菜奈を彷彿させるインパクトだ。ミステリーとして引っ張る演出はまだまだかもしれないが、新たな“青春残酷物語”として、ヒロインと同世代に響くのは間違いなく、夏休み前、このタイミングで観ると、さらに突き刺さるはず。
この短評にはネタバレを含んでいます