プロメア (2019):映画短評
プロメア (2019)ライター2人の平均評価: 4
燃える侠気
劇団☆新感線の座付き作家中島かずきの本領発揮と言えるハッタリと外連味満載の豪快活劇アニメーション。
松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、古田新太という新感線の舞台で馴染みのあるメンバーもそろい、作品を盛り上げます。
アニメーション制作は「キルラキル」も手がけたTRIGGERと言うことで中島脚本とのあ相性も抜群。
景気のいい話が見たい!と言う方最適の一本です。
やっぱり、激アツ尽くし!
「グレンラガン」的スーパーロボット・バトルに、「キルラキル」的対立からの共闘。そして、アドレナリン全開の熱さに“ガイナ立ち”など、まさに監督:今石洋之×脚本:中島かずき×スタジオ・TRIGGERの世界観を味わえる一本。主人公が救急消防隊員にして“纏持ち”であるキャラ設定に中島イズムを感じさせるなか、「新感線」経験者によるメインキャストも、何言ってるのか分からないほどに絶叫! そんなクライマックスの展開は、いい意味でカラフルなマイケル・ベイ映画と化し、鑑賞後の疲労感はハンパない。ただ、澤野弘之の劇伴が相変わらず最高なだけに、Superflyの主題歌にモノ足りなさを感じてしまうのも事実。