シー・ラヴズ・ミー (2016):映画短評
シー・ラヴズ・ミー (2016)真実の愛は身近? 職場恋愛あるあるミュージカル。
E・ルビッチ監督作『桃色の店』とメグ・ライアンが超絶キュートだった『ユー・ガット・メール』の原点は、オールドファッションだけど普遍性があるミュージカルとわかる。香水店で働く7人それぞれの個性も際立っていて、彼らの物語にすぐに魅了された。ダンスも歌も衣装も素晴らしく、特に舞台セットが印象的。トニー賞受賞女優ローラ・ベナンティの美しいソプラノとJ・クラコウスキーのコメディエンヌぶり(ダンスも絶品!)、そして歌唱力にも定評あるZ・リーヴァイの自信あふれるパフォーマンスと見どころたっぷり。脇を締める役者陣も見せ場を心得ていて、ブロードウェイの底力に圧倒された。
この短評にはネタバレを含んでいます