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殺し屋 (2018):映画短評

殺し屋 (2018)

2019年7月13日公開 104分

殺し屋
(C) 2018 ASHER THE MOVIE, LLC
なかざわひでゆき

痴呆症の老婆を演じるジャクリーン・ビセットに驚き!

なかざわひでゆき 評価: ★★★★★ ★★★★★

 焼きの回ってきた初老の殺し屋と、母親の介護に疲れきった中年女性が互いに惹かれあい、大都会の片隅で束の間のささやかな安らぎを得るものの、しかし裏社会の非情な掟が彼らの前に立ちはだかる。まさしく、酸いも甘いもかみ分けた大人のためのハードボイルド映画。派手さも目新しさもない代わりに、何とも言えぬ枯れた味わいがある。ロン・パールマンにファムケ・ヤンセンという顔合わせも激シブ。リチャード・ドレイファスの飄々とした悪役ぶりにもニヤリだが、かつてエレガントな美女の代名詞だったジャクリーン・ビセットが痴ほう症の老婆を演じているのは、さすがにちょっとショックだった。

この短評にはネタバレを含んでいます
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