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きみの瞳が問いかけている (2020):映画短評

きみの瞳が問いかけている (2020)

2020年10月23日公開 123分

きみの瞳が問いかけている
(C) 2020「きみの瞳が問いかけている」製作委員会 (C) 2020 Gaga Corporation / AMUSE Inc. / Lawson Entertainment,Inc.

ライター2人の平均評価: ★★★★★ ★★★★★ 4

くれい響

オリジナルを踏襲したベタさ加減が、一周回って心地良き!

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

チャップリンの『街の灯』の韓流アップデートだった『ただ君だけ』をリメイク。美男美女が織りなすピュアな純愛劇に、恐ろしいほど画に描いたような悪人、そして、とりあえずの交通事故など、オリジナルを踏襲したベタさ加減が一周回って、心地良き! さらに、BTSの主題歌がエンディングだけでなく、中盤にもしっかり流れる構成もたまらない。そして、さすがは三木孝浩監督作。おなじみの光の魔術で、吉高由里子と横浜流星という素材を十二分に生かすほか、あえて“ユリユリ”好きにはたまらんセリフやカットを挟む洒落の効いた演出も。劇場の暗闇の中で、夢を見せてくれるスター映画のお手本的な仕上がりだ。

この短評にはネタバレを含んでいます
村松 健太郎

嬉しいくらいの純愛

村松 健太郎 評価: ★★★★★ ★★★★★

気恥ずかしさを通り越して、嬉しくなるくらいの純愛劇です。
これでもかこれでもかと降りかかる困難をもってしても挫けず、貫かれるストレートな純愛劇は新鮮に映りる程です。
もちろんそれは主演の二人、吉高由里子と横浜流星の演技によるところ大きく、彼らが纏う儚さが物語をどんどん盛り上げていきます。
気が付けば二人には心底、幸せになってほしいと思うようになり、邪魔する者、降りかかる困難に本当に腹が立ちます。
ラブストーリーの達人、三木監督に手腕も忘れては行けまっせん。

この短評にはネタバレを含んでいます
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