ストレンジ・シスターズ (2019):映画短評
ストレンジ・シスターズ (2019)国民的アイドルの首だけバトル!
タイトルから醸し出される“姉妹版「NIGHT HEAD」<「スーパーナチュラル」”な百合イメージをブチ壊す、『マッハ!!!!!!!!』監督×ガスー(首だけ女)伝説×BNK48という、タイ名物のヤミ鍋状態。まるで序章の「ドラマ版」があったような怒涛の如く語られる導入パートに一気に高まるものの、Jホラーを意識した単調すぎる演出が続く超失速感。長年、姉が積んできた“修行”など、いろんなものがよく語られないまま、不穏な空気だけが流れていく。終盤ではBNKの人気メンバー、ミューニックがガスーと化し、謎の競技場で首だけバトルが展開されるなど、いろんな意味でのトホホ感が、逆にカルト化する可能性を秘めている。
この短評にはネタバレを含んでいます