また、あなたとブッククラブで (2018):映画短評
また、あなたとブッククラブで (2018)ライター2人の平均評価: 3
ベテラン大女優4人が共演する賑やかなセックス・コメディ
ジェーン・フォンダにダイアン・キートン、キャンディス・バーゲン、メアリー・スティーンバージェンと、’70~’80年代のハリウッド映画を代表する大物女優をズラリと揃えたキャストの顔ぶれだけでも壮観!男性陣もアンディ・ガルシアを筆頭に大ベテランばかりで、アリシア・シルバーストーンが若手組に入るという平均年齢の高さ(笑)。恒例の読書会で官能小説『フィフティ・シェイズ~』シリーズを読んだ親友4人組が、女だって年を取ってもセックスが必要!と一念発起するストーリーはありきたりだが、シモネタ・ジョーク満載のドタバタ劇をかしましいオバサマたちが楽しそうに演じている姿は微笑ましい。
夢を見たくなる、チャーミングな女性ドラマ!
大物女優4人の競演が煌びやかな女性ドラマ。そろそろ就活?という妙齢のご婦人方が官能小説に触発されて恋心を奮起させる設定はいかにもハリウッド的だが、人生の先輩方にとっては意外にリアリティがあるのかも? 家事や仕事に追われる身としては、彼女たちの素敵で愉快なロマンスを横目で見るだけでも大満足。特にD・キートン演じる未亡人とパイロットの恋模様に憧れる女性は多いと思うが、現実的なのはM・スティーンバーゲン演じる女性と夫の関係かな。80代でも現役なJ・フォンダ演じるセクシー熟女などキャラ設定が『SEX AND THE CITY』を彷彿させ、“流行は巡るけど、友情は永遠”という名文句が頭に浮かんだ。