フロッグ (2020):映画短評
フロッグ (2020)ホラー映画/サスペンス映画の王道要素が連鎖する
ホラー映画、サスペンス映画の要素が続々。奇妙な仮面を被った人物。少年たちの行方不明事件。かつての未解決事件の類似事件の再発。家の中で奇妙な出来事が何度も起きる。妻と夫、親と子の間のどこかぎこちない雰囲気。異常に見える行動をする人間が別の顔を持っている。そんな定番要素が次々に連鎖して、実際には何が起きているのか、どのジャンルに分類すべき作品なのかがなかなか見えてこないところが醍醐味。
英国出身のアダム・ランドール監督は『iBOY』に続いて本作でも10代の鬱屈を活写。それを『IT/イット』シリーズのオーウェン・ティーグ、『ザ・ベビーシッター』シリーズのジュダ・ルイスが演じている。
この短評にはネタバレを含んでいます