劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編 (2022):映画短評
劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編 (2022)ジャンルや世界観が広大すぎる“らしさ”実感
劇場版なのでリーマンの転生という初期設定にも触れてほしかったが潔くスルー。何も知らずに観たら、スライムのリムル様にポカーンだろうが、あくまで前提を知るファン向けの作り。
中世ヨーロッパ、日本の江戸時代あたりの折衷感。時代、国籍、カルチャーの恐ろしいまでの“ごった煮” 神話ファンタジーな世界観は、やはり妙味。軽い笑いのシーンも含めて物語のテンポ快調も、ややセリフが多過ぎか。
初登場、ラージャ小亜国のクラシカル造形、アクション場面で鋭角で迫ってくる剣の迫力、ポイントの光の美は印象に残る。一方で飛空竜のフライングなど空中シーンは、大スクリーン向けに、もっと雄大に、ダイナミックに観せてほしかった気も。
この短評にはネタバレを含んでいます