ニューイヤー・ブルース (2021):映画短評
ニューイヤー・ブルース (2021)心温まるハリウッド風の王道ロマンティック・コメディ
これぞまさしく韓国版『ラブ・アクチュアリー』。クリスマスから元旦までの7日間を舞台に、離婚訴訟中の人妻とその身辺警護を任せられたバツイチ刑事、アルゼンチンへ傷心旅行に向かった女性と旅先で知り合ったワケアリ男性、お人好しな旅行代理店経営者とやり手の中国人フィアンセなど、4組のカップルの恋愛模様が交錯する。共通テーマは「変化」。それぞれに問題を抱えた男女が自身を見つめ直し、相手のために生き方や考え方を少し変えることで、それぞれ希望に溢れた新年を迎える。けっこうベタな展開も多い古典的なロマンティックコメディだが、こういうハリウッド風の大人のラブストーリーをさらりと作れるのも韓国映画の強みだろう。
この短評にはネタバレを含んでいます