アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行! (2021):映画短評
アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行! (2021)ライター2人の平均評価: 3
迷勝負!? アダムス一家 vs アメリカ観光名所
ゴシック調のお屋敷で暮らすアダムス一家と、マイアミビーチなど明るく陽気なアメリカの観光名所、まるで正反対なこの2者が正面から激突するが、もちろん勝負はアダムス一家の圧勝。今回は思春期を迎えた長女ウェンズデーの自分探しの旅でもあり、同じコミックを原点にしたティム・バートン監督によるミニシリーズ「Wednesday」もウェンズデーが主人公なので、彼女がどんなふうに描かれるのかも気になるところ。
監督は前作と同じ大人向きコメディアニメ『ソーセージ・パーティ』のコンビ、コンラッド・ヴァーノン&グレッグ・ティアナン。『キャリー』『ドクター・モローの島』など映画のオマージュが満載なのも楽しい。
元祖お化け一家もバカンスへ!
今やライバルといえる『モンスター・ホテル』シリーズに対抗してか、元祖お化け一家もバカンスへ! キャンピングカーでのドライブだけに、『ホリデーロード4000キロ』ばりにドタバタなロードムービーが展開されていくが、まだまだ思春期こじらせ中のウェンズデー(クロエ・グレース・モレッツ続投!)の自分探しの旅へと方向転換していく。そのクドさが評価の分かれ目だが、どんどんタコ化していくフェスター叔父によるド派手なクライマックスなど、前作以上にブッ壊れた笑いもアリ。また、前作同様、クリスタルレイクやハドンフィールド、エルムストリート、さらにクロエ繋がりで『キャリー』など、名作ホラーにまつわる小ネタにニンマリ。