ゴッドスレイヤー 神殺しの剣 (2021):映画短評
ゴッドスレイヤー 神殺しの剣 (2021)![ゴッドスレイヤー 神殺しの剣](https://img.cinematoday.jp/a/T0027031/_size_640x/_v_1642733728/main.jpg)
派手さはあるが、恐ろしいほどに大味
誘拐された娘を必死に探す父親を描いたハードな現実世界と、ネット作家が「神殺し」をテーマに描いたファンタジックな異世界の物語が、次第にシンクロしていく短編小説の映画化。2021年の中国旧正月映画だけに、CG描写などの派手さはあるものの、韓国バイオレンスやジブリの世界観、『ヴェノム』な寄生キャラなど、詰めに詰め込んだ割には散漫な印象が強く、恐ろしいほどに大味。主人公や追跡者が持っている「ヒロアカ」的能力についても一切説明されないなど、モヤモヤ感がハンパない。ただ、規制が厳しい中国映画ながら、日本ではR15+指定を喰らった残虐描写やいきなりガトリング銃をブッ放す笑える展開もあり、★おまけ。
この短評にはネタバレを含んでいます