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スリングショット (2021):映画短評

スリングショット (2021)

2022年2月4日公開 105分

スリングショット
(C) 2021, CHUANG YING PICTURE ENTERTAINMENT (C) 2021, THE DOW CULTURAL AND CREATIVE COMPANY (C) 2021, TP HOVER GROUP LIMITED
くれい響

見どころは『頭文字D』のセルフパロディ

くれい響 評価: ★★★★★ ★★★★★

コミュ障のゲーマーが、レーサーに抜擢される“カーレース版『スター・ファイター』”。コーチに就くのが学生時代の憧れの美女だとか、ファン・イーチェン演じる先輩レーサーとの確執だとか、いくらでも面白くなりそうなのに、台湾映画特有の行儀の良さが裏目に出てしまい、一向に盛り上がらず。チームとしての運営や戦略など、自転車レースを描いた『疾風スプリンター』と被る部分も多いなか、演出力の差もあからさまに。そのため、主演女優の旦那で、本作ではプロデュースも務めるジェイ・チョウがドリフトを決め、ワン・ジュンカイが勝負に挑む『頭文字D THE MOVIE』のセルフパロディが、いちばんの見どころになってしまった。

この短評にはネタバレを含んでいます
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